2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

 雑駁一瞥近代日本文学史・3

3 紅露時代(擬古典主義) ・新しもの好きの写実主義に対して、同じく明治20年代あたり、江戸文学や漢文学の影響を承けつつ、小説を書いた人たち。覚える(★)のは2人。 a 尾崎紅葉★ 文学結社「硯友社(けんゆうしゃ)」★を主宰。代表作は何といっても『…

雑駁一瞥近代日本文学史・2

2 写実主義 ・欧米の文学の潮流は「リアリズム」らしいよ! ・江戸時代の文学といえば上田秋成『雨月物語』も、曲亭馬琴(滝沢馬琴)の『南総里見八犬伝』も、荒唐無稽の虚構で、恥ずかしい! 世界に散らばった八つの玉を持つ「犬士」たちが集まって仇敵を…

雑駁一瞥近代日本文学史・1

高2国語の授業計画を作り始めています。来年度国語担当の諸先生とまだ連絡を密にとってはいない段階なので(最初にやる教材は決めてありますが)、暫定的なものですが、時間さえあれば、これは楽しい作業です。 さて、現代文は2学期に夏目漱石『こころ』、…

前日アップした、某氏による森見『夜は短し歩けよ乙女』のコメントは、夏に送ってもらったものの、多分当方のミスでどこにいったかわからなくなっていたデータを、再度送ってもらったものです。ここにお詫び申し上げます。 醤油ひとさしの格差とか、俺がわか…

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/12/25メディア: 文庫購入: 84人 クリック: 1,493回この商品を含むブログ (719件) を見るネタバレ:あり【ここまでのあらすじ】森見登美彦は担任の大…

文系集会で話そうと思っていたこと

震災がなければ、成績確認日に文系の生徒だけを集めて集会が開かれるはずでした。保坂先生、紫藤先生、そして私の3人が話す予定だったのですが、残念ながら催すことはできず。 話そうと思っていたことのメモはつくってあったので、この機会に載せてみようと…

終業式であったはずの日

本日、通知表を発送しました。明日か明後日ぐらいには届くと思います。 職員室の引っ越しの最中ですので腰を据えて書くことができませんが、まずは進級おめでとうございます。いま、この時節に伝えたいメッセージは通知表の概評に記しましたので、よく読んで…

 東北・関東大震災に関する続報

j

すでに連絡網にてお知らせしてありますが、以下の件、城北のホームページから転載します(3/17午前現在)。 震災による行事等の変更のお知らせ(最新) 1.誠に残念ではありますが、卒業式・修了式・終業式は中止とさせていただきます。 2.通知表等は3月…

 東北・関東大震災に際して

j

怒濤の職務の忙しさで2月来全然更新ができなかったのですが、こうした形で更新することを残念に思います。 大変な事態になりましたが、それぞれ冷静に、自分の目の前のことをまず行いましょう。 当日、学校に足止めされた生徒は大変でした。大きな事故は無…