終業式であったはずの日

 本日、通知表を発送しました。明日か明後日ぐらいには届くと思います。
 職員室の引っ越しの最中ですので腰を据えて書くことができませんが、まずは進級おめでとうございます。いま、この時節に伝えたいメッセージは通知表の概評に記しましたので、よく読んで下さい。たぶん、どういうことを伝えたいのか、汲み取ってくれると思います。
 一週間ちょっと、生徒と全然顔を合わせない日が続きましたが、今日は、登校できる生徒への卒業証書授与がありました。卒業式が催せないのは本当に残念ですが、部活で知っている生徒が顔を出してくれたりして(うち一人は後期で東大に合格! ちなみに東大後期合格は現役2名だそうです(浪人は未確認)。現役20人ということになりますね、健闘しました。)、明るい気分になれました。


 諸君はどう過ごしていますか。震災と直接関わりのある場合はもちろんそちらを優先させてください。
 直接の関わりはなくても、停電や経済の遅滞、また、何より原発の不安などで、全ての人にとって今回の件は自分の生活につながることでしょう。募金や節電、もしかしたらボランティア(現地に行かなくても、様々なボランティアの在り方があります)などで行動している人もいるかもしれませんね。あるいはそこまで能動的に行動しない人も、社会がどのようにこの震災に対峙しているかを、刮目して見てください。
 この震災は、東日本の社会、ひいては日本という国を大きく変える事件です。私たちの生活自体が、このあと、否応無しに変わることになると思います(原発のことだけを言っているわけではありません)。よく、見てください。そのとき、単一の<チャンネル>だけで見ない方がいい。複数の<チャンネル>、複数のメディアを通して、見て、比較して、考えてみてください。これからの日本社会において、この震災に対するスタンスをきちんと持つことなく生活していくことは、難しいのではないかと思います。


 数日おきになるかもしれませんが、始業式近くまで更新していこうと思います。時間と余裕があれば見てくれれば幸いです(電力ピーク時はお勧めしません)。震災の話はたぶんしませんが、根底には震災との対峙という問題が通奏低音のように響いているかもしれません。


 以下は業務連絡です。
1つめ。漢文プリントを、通知表の封書に同封しました。封書には、
1 通知表
2 校長より
3 学年通信
4 次年度予定表
5 漢文プリント
が同封されています。落ちがあればいってください。


2つめ。日々の学習を進めるうえで必要な教科書や資料類を、学校に置き放しの者はいますか。いれば学校に連絡をし、平日の日中にとりに来てください(連絡をせずに来ることが無いように!!!)。ただ安全が第一。


 最後に、終業式が催せなくて最も残念な点ですが、副担任をしていただいた高橋先生が、本日をもってご退職なさいました。賑やかなクラスで多大なご迷惑をおかけしたかとも思いますが、お疲れ様でした。