講習最終日、自習室の監督のため20:00まで残っていたあと帰宅、荷造りもそこそこに翌早朝より3日間、金沢と能登半島に旅行をしてきました。
 冬の金沢のすばらしさは多く語られるところですが、夏真っ盛りの金沢も、それはそれで……と書きたいのですが、何しろ暑かった。時折35度を超えていた気がする。やっぱり金沢は秋か冬じゃないかという思いが何度か頭をよぎっていたことは確かであるが、それでもやはり金沢は良かった。街をあるべきかたちで残し、一方であるべきかたちに変えようとする思いがところどころで感じられました。
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 兼六園を数時間かけて堪能したあと(それにしても「庭」というのは、世界を手に入れようという試みであることがよくわかる)、金沢という地名の由来である「金城霊沢」がその横にあるという。そこで立ち寄ってみると、その横に「金沢神社」なるものがあるとのこと。
 由緒を見ると、金沢神社は、前田家がその祖とする菅原道真公を祀った神社とのこと。
 前田家、道真、と来たら、これはお祈りしないでなんとする。 ということで、大枚をお納めし、合格祈願のお札をいただいてきました。だいたい私は、菅公を鎮魂すると読める論文も書いているのだ。菅公の覚えはいいはずなのだ。
 ということで、図らずも、赤門を通れますように(物理的な意味においてではなく比喩的な意味において)と前田家にご挨拶申し上げることができた。あとは諸君の努力次第である。
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 一橋はどうしたらよいのか。一橋家か。紀州か。ちょっと考えます。
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 今週は10日以外学校にいます。