メモ
某所でABIの作文の第2回の採点をしているが、…ホントに君らゆとり教育批判好きな!
課題文は2002年からの小学5年生の睡眠時間の減少(にみえるが、これ、ホントは減少かどうかわかんない。実は有意な差があるとはみなさない見方もありうる。理系選抜だからそのへん衝いてくる答案があるかと思いきや一つもなかった。本当にウチの理科を体験してきたのか、それとも理科と国語をつなげたものと考えていないのか)の図の読み取りだが、その主因にゆとり教育を挙げる者が結構いて、かなりげんなりしています。
しゃれにならないくらいいるのを見るにつけ、この件、根深い問題を孕んでいることに頭を痛めてます。これは君らが一概に悪いわけでもない。機会があれば、その根深さについて語るときもあるでしょう。ともあれ採点に戻ります。60枚読んだぜ…あと60枚…!
ちなみに、娯楽の個人化、個室化、低年齢化を挙げる者も多いが、解決策→ゲームをやめればいい。という答案がたまにある。自分がそんな簡単に自分から止められるのか(いや、止められるヤツもいるとは思うのだが)、聞いてみたい。
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追記:
誤解を招きそうなので追記。ゆとり教育を要因に入れること自体を否定するわけではない。ただ、それを要因とみなすためには、それなりの論理の展開が必要であるはずだ。きちんと論理を展開してあればもちろん評価していることを付言しておきたい。