糸井重里監修『オトナ語の謎。』(新潮文庫)

オトナ語の謎。 (新潮文庫)

オトナ語の謎。 (新潮文庫)

 会社では日々不思議な言葉が飛び交う。
「きんきんにとんとんにしたいのですがゴタゴタ続きでばたばたしておりまして(ry」(本文より一部抜粋)
 正直日本語に見えないが、それぞれきちんと意味がある。
 それを一つずつ丁寧かつ大雑把に説明したのが本書である。
もっとも、説明をしてない単語がパラパラと存在するが、それを補って余りある(はず)ユーモアでクスリと笑わせてくれる。
 また、章ごとに昔話や歌謡曲などをオトナ語でアレンジしたものを掲載している。浦島太郎や桃太郎のアレンジの発想には脱帽だ。
オトナ語に込められた言外の意図、意思、謀略を理解するためにも、社会人のみなさんにはマストです。他の人が読むのはウォントです。
 一単語あたりの文量が少ないので少し空いた時間などに読むのにオススメする本。全国共通第一回オトナ語センター試験付き。【P.N. コロラドなのだぞ】